DAWとは、録音・打ち込み・編集・ミックスまでを1つでこなす音楽制作ソフトのことです。
Digital Audio Workstationの略で、読み方は「ダウ」でも「ディーエーダブリュー」でも通じます(現場では「ダウ」派が多数)。
DTMとDAWの関係
初心者がまず混乱するのがここです。
整理すると:
- DTM(DeskTop Music) — パソコンで音楽を作る行為・文化のこと。実は和製英語です
- DAW — その行為に使う道具(ソフト)のこと
「DTMを始めるためにDAWを買う」という使い方をすれば間違いません。
「料理を始めるために包丁を買う」と同じ構造です。

DAWでできること
DAWは大きく4つの仕事をこなします。
- 録音 — マイクや楽器の音をパソコンに取り込む
- 打ち込み — 鍵盤が弾けなくても、マウスでポチポチ音符を置いて演奏させる
- 編集 — 録った音を切り貼りし、タイミングやピッチを直す
- ミックス — 各パートの音量・音質・左右の配置を整えて1つの曲にまとめる

昔はそれぞれ別の機材でやっていた作業が、全部1つのソフトに収まっている。
だから「Workstation(作業場)」という名前がついています。
代表的なDAW
有名どころを挙げると、Studio One、Cubase、Logic Pro(Mac専用)、FL Studio、Ableton Live、GarageBand(Mac/iPhone付属)あたり。
当ブログではStudio Oneを使って解説していきます。
なお、Studio Oneの開発元PreSonusは2021年からギターで有名なFenderの傘下に入っており、2026年1月にはバージョン8相当のリリースに合わせて名称が「Fender Studio Pro」に変わりました。
とはいえ中身はStudio Oneの後継そのもので、プロジェクトファイルもそのまま開けます。
本ブログの解説(Studio One 6ベース)もほぼそのまま通用するのでご安心を。

ここで大事なことを一つ。DAWごとに操作は違いますが、できることの本質はほぼ同じです。
「どのDAWが最強か」論争に時間を使うより、周りに使っている人が多い・日本語の情報が多いものを選んでさっさと始めるほうが、確実に上達が早いです。
「DAWだけ」では音が出ない?
最後に、購入前に知っておくとつまずきが減る話を。
DAWをインストールしただけでは、実は快適な制作環境になりません。
歌を録るならオーディオインターフェースという機材がほぼ必須になりますし、打ち込みには音源(ソフトウェア上の楽器)が要ります。
付属音源だけでどこまで戦えるか、インターフェースがなぜ必要か——このあたりはそれぞれ別記事で掘り下げます。

まとめ
- DTMは「行為」、DAWは「道具」
- DAWは録音・打ち込み・編集・ミックスの4役をこなす作業場
- DAW選びで悩みすぎない。情報の多いものを選んで始めるが勝ち