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ピアノロールの読み方 — ルールは縦・横・長さの3つだけ

ピアノロールの読み方 — ルールは縦・横・長さの3つだけ

MIDIの記事で「音符を置いて演奏させる」と書きました。
その置き場所がピアノロールです。
DTMを始めて最初に開く画面なのに、方眼紙みたいなマス目に圧倒されて閉じた人、けっこういるはずですw

でも安心してください。
読み方のルールは3つだけです。

ルール1〜3: 縦・横・長さ

ピアノロールの3原則の図。縦が音の高さ、横が時間、ブロックの長さが音の長さ
  • 縦 = 音の高さ — 上に置くほど高い音、下に置くほど低い音
  • 横 = 時間 — 左から右へ流れる。左にあるほど早く鳴る
  • ブロックの長さ = 音の長さ — 長く伸ばせば長く鳴る

これだけです。
楽譜の五線紙が「読める人にしか読めない」のに対して、ピアノロールは見たままが音になる。
だから楽譜がまったく読めなくても、ブロックを積む感覚で曲が作れるわけです。

左端の鍵盤は「縦軸の目盛り」

ピアノロール左端の鍵盤がそのまま縦軸の目盛りになっていることを示す図

ピアノロールの左端には、縦向きの鍵盤が表示されています。
これは飾りではなく、縦軸がどの音なのかを示す目盛りです。
白鍵の段に置けば白鍵の音、黒鍵の段に置けば黒鍵の音。
鍵盤の絵と同じ段にブロックを置く、と考えれば迷いません。

そして地味に重要なのが、この縦軸は半音が等間隔に並んでいるということ。
本物の鍵盤は白鍵と黒鍵が入り組んでいて間隔が視覚的にバラバラですが、ピアノロールは全部同じ高さ。
この「等間隔」という性質が、後々コードやスケールを理解するときに効いてきます。

もうひとつの情報: 音の強さ

ピアノロールのベロシティレーンの図。音の強さを色の濃さと下部の棒グラフで表示する

ブロックには高さ・位置・長さのほかに、もう1つ強さ(ベロシティ)という情報が入っています。
多くのDAWではブロックの色の濃さで表され、画面下の専用レーンで棒グラフとして調整できます。
ここを全部同じにすると演奏が機械っぽくなるのですが、その話は別記事で詳しくやります。

初心者がやりがちなミス

  • グリッドの幅を確認せずに置く — マス目の細かさ(1/4、1/8、1/16…)の設定次第で、置ける位置の刻みが変わる。思ったところに置けないときはここ
  • 縦方向にずれて隣の半音を置いてしまう — 1段ずれるだけで別の音。「なんか不穏な響き」の犯人はだいたいこれ
  • 音の長さをゼロに近くしてしまう — 短すぎるブロックは音として鳴らないことがある。見えているのに聞こえないときは長さを疑う

まとめ

  • ピアノロールのルールは縦=高さ、横=時間、長さ=音の長さの3つだけ
  • 左端の鍵盤は縦軸の目盛り。しかも半音が等間隔に並んでいる
  • ブロックには「強さ」という第4の情報もある

次回は、この縦軸に付いている「C3」「F2」といった名前の読み方を扱います。
実はこの表記、DAWによって1オクターブずれるという罠があるんです。