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ループ素材がだんだんズレていく — テンポ(BPM)不一致の直し方

ループ素材がだんだんズレていく — テンポ(BPM)不一致の直し方

フリーのドラムループをダウンロードして曲に貼ったら、最初は合っているのにだんだんズレていく
ループ素材デビューした人が全員通る道です。\通った〜/

原因: 素材と曲のBPMが違う

ループ素材には録音時のテンポ(BPM)があります。
BPM100で作られた素材をBPM120の曲にそのまま貼れば、素材の1小節は曲の1小節より長い。
だから小節の頭がどんどん後ろにズレていくわけです。
ファイル名に「Drum_Loop_100bpm」のようにBPMが書いてあるのは、このためです。

ループ素材のファイル名に含まれるBPMとキーの表記を説明する図
素材のBPMが曲と違うとズレていくが、タイムストレッチで音の高さを変えずに長さを追従させれば小節に揃う図

解決策は2つ

  • 曲を素材に合わせる — ソングのテンポを素材のBPMに変更する。制作の起点がその素材なら一番シンプル
  • 素材を曲に合わせる(タイムストレッチ) — 音の高さを変えずに長さだけ伸縮させるDAWの機能。現代のDAWはこれが得意で、Studio Oneでもテンポ情報を持つループ素材はドラッグ&ドロップで曲のテンポに追従してくれます

注意点として、ストレッチ幅が大きい(BPM100→160など)と音質の劣化やアタックのにじみが出てきます。
できるだけ曲のBPMに近い素材を選ぶのが、きれいに仕上げるコツです。

ズレるけどピッチは正常、が見分けポイント

似たトラブルに「音源が倍速・低速で再生される」がありますが、あちらはピッチ(音の高さ)ごと変わるのが特徴。
今回のテンポ不一致は、音の高さは正常なままタイミングだけズレていく
症状の見分け方として覚えておくと、原因の切り分けが一瞬で終わります。

ピッチが正常でタイミングだけズレるならテンポ不一致、ピッチごと変わるならサンプリングレート不一致という切り分けの図

初心者がやりがちなミス

  • BPMの倍・半分の取り違え — BPM80の素材はBPM160としても解釈できる。倍テンポでズレるときはここを疑う
  • ドラム素材にメロディ用のストレッチ設定 — アルゴリズムが合わないとアタックがにじむ。素材の種類に合ったモードを選ぶ
  • ズレたまま手動で1個ずつ配置し直す — 気合で並べても微妙にズレ続ける。テンポ機能に任せるのが正解

まとめ

  • ループがズレる原因は素材と曲のBPM不一致
  • 曲を素材に合わせるか、タイムストレッチで素材を曲に追従させる
  • ピッチ正常でタイミングだけズレる=テンポ問題、ピッチごと変わる=サンプリングレート問題