個人事業主として白色申告をする場合、どのようなことが必要になるでしょうか。
備忘録的にいろいろなところから集めた情報をまとめました。
■必要なもの
白色申告に必要なものは以下の通りです。
- 収支内訳書
- 確定申告書
- 各種控除書類
一つずつ見ていきましょう。
□収支内訳書
収入や売上原価、経費の内訳や減価償却費の計算をした書類です。
農業所得や不動産所得ではない場合、こちらの収支内訳書(一般用)【令和元年分以降用】を使用します。
いろいろ簡単にできるソフトウェアも出回っていますが、国税庁のホームページからも作成することができます。
※こちらのページに記載のある内容に該当する場合は上記ページからは作成できません。
□確定申告書
確定申告書には以下の種類があります。
該当する方を使用してください。
名称 | 申告書 | 該当者 |
確定申告書A | 申告書A【令和元年分以降用】 | 会社員やパート勤務 |
確定申告書B | 申告書B【令和元年分以降用】 | 個人事業主 |
□各種控除関連書類
所得金額から控除される種類は多岐にわたります。
該当するものがないか確認しましょう。
社会保険料や生命保険料控除など、物によっては控除証明書が送られてきて、それが必要になります。
詳細は各分類コード番号を選択するか表下のリンクから飛んでください。
雑損控除 | 1110 | 災害又は盗難若しくは横領によって、資産について損害を受けた場合等 |
医療費控除 | 1120 | その年の1月1日から12月31日までの間に自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるとき |
社会保険料控除 | 1130 | 納税者が自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族の負担すべき社会保険料を支払った場合 |
小規模企業共済等掛金控除 | 1135 | 納税者が小規模企業共済法に規定された共済契約に基づく掛金等を支払った場合 |
生命保険料控除 | 1140 | 納税者が生命保険料、介護医療保険料及び個人年金保険料(コード1141)を支払った場合 |
地震保険料控除 | 1145 | 納税者が特定の損害保険契約等に係る地震等損害部分の保険料又は掛金を支払った場合 |
寄附金控除 | 1150 | 納税者が国や地方公共団体、特定公益増進法人などに対し、「特定寄附金」を支出した場合 |
障害者控除 | 1160 | 納税者自身、同一生計配偶者または扶養親族が所得税法上の障害者に当てはまる場合 |
寡婦(寡夫)控除 | 1170/1172 | 納税者自身が一般の寡婦(寡夫)であるとき (この控除は女性の場合と男性の場合とで要件に差があります。) |
勤労学生控除 | 1175 | 納税者自身が勤労学生であるとき |
配偶者控除 | 1191 | 納税者に所得税法上の控除対象配偶者がいる場合 |
配偶者特別控除 | 1195 | 配偶者に38万円(令和2年分以降は48万円)を超える所得があるため配偶者控除の適用が受けられないとき |
扶養控除 | 1180 | 納税者に所得税法上の控除対象扶養親族となる人がいる場合 |
基礎控除 | 1199 | 基礎控除は、ほかの所得控除のように一定の要件に該当する場合に控除するというものではなく、一律適用されます。(基礎控除の金額は38万円です) |
■書類の作成方法
次に書類に記入する方法ですが収支内訳書については上記国税庁ホームページから入力するとやりやすいと思いますが、確定申告書の作成についてはfreeeという確定申告ソフトのブログで詳しく取り上げられていますので、そちらを参照してみてください。
■提出方法
書類が一通りそろったら提出しましょう。
提出は以下の方法で可能です。
- 税務署に持参する
- 税務署に郵送する
- e-Taxで電子申告する